夢...現実...失望感...怒り...喜び...悲劇...

火曜日, 12月 27, 2005

先輩と後輩

社長のブログにもご紹介されましたように、今週の水曜日にまた一人の新人が入社する予定だ。今回のアフトン君が入社することで、PSIのシステムチームは 私を含め、7人になる。社長に依頼された4-5人の追加メンバはまだ足りない。そして、一人二人は経験者という要望が要望のままで終わってしまいそう。今 回の全体のメンバは新人、新卒である。経験者の採用はいろんな意味で難しいものがある。

新人が入社することで、組職なり職場なりの総合力 が高まる。これも一つの見方であろう。しかし、基本的に新入社員は最初から一人前の仕事はできない。それだけでなく、先輩の人も、新入社員を教え導くため に、気を使ったり時間を使ったりするから自分自身の仕事の能率が多少落ちてくる。つまり、一人当たりの力というものは一時的には返って低下し、全体として も、ある意味では弱体化する訳である。

そのことをはっきり認識せずに、ただ人が増えれば力が増すということだけを考えていたのでは、事を誤る結果になる恐れがあると思う。

新 人が実践戦力になれるまでにかかる時間は上司、先輩の指導力にかかっている。勿論、組職全体の実態も大きな影響を与えると思う。また、言うまでもなく、人 間は機会ではない。16進数だから、9+2は必ずイコールBというようなロジック的な話になる保証はどこにもない。だから、新人教育は難しいと思う。何事 も常に相手の立場に立って、考えて進めなければいけない。(ねぇ、マロワさん!)

後輩の成長に関わっている要素は数え切れないほどあると 思う。その個人、環境以外先輩も大いに関係している。しかし、我々は何か事をなして、成果が上がらない、うまくいかないというときには、他に求めようとす る傾向が少なからずあると思う。確かに、それも必要であるが、しかし事がならなかった場合、その原因は自分自身にあるということも少なくない。まず原因は われにありという気持ちを持つように。と松下幸之助さんがおっしゃった。

いくら指導しても、後輩はなかなか成長しないと悩むときに、その 松下氏の言葉を思い出そう。技術的な面ばかりだけを押し付けないか。必要な場合、怒りも教育の一つではある。しかし、必要以上に怒ると、返って逆効果とな る恐れもある。バランスが必要である。後輩はインスタントラーメンみたいに、お湯を入れ、ふたを閉め、三分程たったら、じゃぁ、頂きます。というような単 純な流れに物事を進めることもできないと思う。だから、先輩というのは責任が大きいと思う。

ここで述べていた先輩というものは、必ずしも先に入社された人だけではない。年上というだけの概念でもない。下記の要素に対して、より優れている人を定義させてもらう。
  *技術的なスキル
  *実務上の経験
  *人間性、豊かな心の持ち主(かなぁ?)

そこで、いつも通り、質問。
 あなたはどう思いますか?